さっきまで元気だったのになんの予兆もなく急に吐きだした…
急に吐くとすごく焦りますよね?
うちの猫もよく吐きます…
猫はよく吐く生き物だとは言いますが、状況によっては楽観視できないこともあります。
おたくの猫ちゃんがどういうシチュエーションで吐いているのかを確認することが大切で
す。
猫が吐く主な原因・理由
猫はほかの動物より比較的吐くことが多い生き物です。
しかし、吐くのには原因や理由があります。
ここでは5つの「猫が吐く原因と気をつけるべきことや対策」についてご紹介します。
1.毛を飲み込みすぎたから
猫は自分の毛を舐めて毛づくろい(グルーミング)をします。
そのとき飲み込んでしまった毛がからまり溜まってしまいそれを体の外へ出そうと吐き出します。
対策:グルーミングの原因のひとつのストレスを与えないよう気をつけることと、ブラッシングなどで猫の
ムダ毛や抜け毛を取り除いてあげることです。
また毛玉予防用のキャットフードで毛を便とともに排出させるのも猫への負担が少なく効果的です。
2.ごはんの食べ過ぎ
ごはんをたくさん食べ過ぎると消化が追いつかず吐いてしまうことや、ドライフードをたくさん食べ、水
をたくさん飲むとドライフードが胃の中で水を吸い膨れてしまい吐きだしてしまうことがあります。
対策:ごはんを一気にあげすぎないように回数を増やし小分けにしてあげるようにしましょう。
キャットフードの大きさや種類を変えることで予防できることもあります。
3.お腹が空いたから
猫のお腹が空いていると胃の運動が低下し腸に流れている胆汁が逆流して胃に流れ、胃が刺激され
胆汁や胃液を吐いてしまいます。
対策:ごはんの回数を増やして空腹の時間を減らすことで、胃の運動の低下を抑え胆汁や胃液を吐く
ことを防げます。
キャットフードの大きさや種類を変えることで予防できることもあります。
4.異物を吐くため
食べ物以外の物や猫にとっての毒を飲み込むと猫は反射的に体の外へ吐き出そうとします。
対策:アクセサリーやクリップなどの小物を飲み込んでしまわないように猫の手の届かない場所に片付
けることや部屋を散らかさないようにすることで、猫の誤飲を防げます。
人間の食べ物のなかには猫に毒となってしまう物がありますのでなるべく与えないように注意しましょう
。
猫の毒となる食べ物には以下のようなものがあります。
- チョコレート
- 食塩
- キシリトール
- ケーキ、クッキー
- たまねぎ、長ねぎ、ニラ
- 刺激物
- アルコール
- 人間用の牛乳
- 人間用サプリメント
- みかん、ぶどう、あんず…
etc…
上記の食べ物は猫が欲しがったとしてもあげないようにしてください。
5.病気が原因
猫が吐くという症状が出る病気には、がん、毛球症、炎症性腸疾患、食道炎、巨大食道症、突発性腸
管運動障害、膵炎、胃潰瘍、腸重責、急性胃炎、回虫などによる感染症、食物アレルギーなどその他
さまざまな病気があります。
その症状などから、専門知識のない飼い主が病種を判断するのはとても難しいことです。
飼い主が間違った判断をするのはとても危険なことなので、繰り返し何度も吐く、血を吐く、元気や食欲
が無い、吐いたものなかに虫が入っている、などの症状が見られた場合はすぐに専門の獣医さんに相
談しましょう。
ほとんどの場合猫が吐くときは体に悪い物を排出しようとしています、なので止めないでください。
止めると体に悪い物が溜まっていき大きな病気にかかってしまう可能性があります。
まとめ:猫は吐きやすい生き物。しかし様子が変ならすぐに病院に!
猫が吐く理由にはさまざまな理由があります。
毛の飲み込み過ぎ、ごはんの食べ過ぎ、食べなさすぎ、異物を飲んだため、病気にかかっているなど
の原因があります。
そのときの猫の生活や環境を考えてあげ原因を取り除いてあげることが猫の健康維持につながるでし
ょう。
また心配な場合は吐いたものを写真に残しておき獣医にみせることも原因解明の重要な手がかりとな
ります。
愛猫の健康にも気を使い素晴らしいにゃんこライフを!